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さざ波便り八郎の西南戦争への参戦概念!No429号

※40年前に、この本は出版されています。

※宮崎八郎は明治の初め民権をとなえた実践家でありました。中江兆民の教え!

 

 

さざ波便り    No 429号 平成31年04月1日 田ご作

                   〒859-3711   長崎県波佐見町田ご作村

 

 西南戦争へ熊本協同隊の参戦概念!

 自由民権運動家 広田尚 No3

 

  「ほんなこて、世直しばやるためにゃ、どうでん、今ん政府ば倒すより外に

なかばい、そりばってんがその力はな、今ん士族の力に頼っとってちゃ仕様

んなか、結局は自分たちの力ぞ。百姓、町人の力ぞ」これは九州熊本弁で記

してあるので、標準語に直して記します。「本当の世直しをやる為には、ど

うしてもこの政府を倒す外ない。そうでありますがその力はですね、今の士

族の力に頼っていても仕様がない。それで結局は、自分達の力でやると。そ

れは百姓と町人の力でありますと」言う。このような言葉を明治8年前後、

広田尚は近隣の百姓と町人達に言って聞かせています。更に、広田は続けて

概念を言う「百姓がバカらしかて思わんで、良かごたる世の中を作るばい」

「もうちっと、しんぼうしてくれ」と、言いながら夏になると近隣の若者達

と河原で、泳いでいたそうです。その水泳の帰り「近くの木村一蔵宅に寄っ

て、帰りによるけんだご汁を作っとってくれ」と言い、民衆の中で生きてい

たのがよく分かります。これは方言で云々していますが、とても重要な事を

云々しています。

 それは徳川幕府による民衆圧政の世で、百姓は奴隷の如く只生きているだ

けでありました。その圧制を取り除こうと、幕末から明治維新の大改革を武

士達がやりました。それ明治になって百姓が生き易い世の中になったかと申

しますと、明治政府も同じように税金を取り立てるから徳川幕府以上に、悪

くなったと云々しています。もう一つ維新改革の実践は士族による革命でし

たので、士族中心の世の中になったという。それ百姓町人がよくなる為の世

の中は、自分達で世の中を作ることだと云々しています。これは間接的にル

ソーの民約論を学んでいますし、広田は江戸時代に横井小楠・月田蒙斎塾で

開明的な勉強をしています。それから広田は本能的に、人間に階級があるの

は可笑しいと疑問をもって、生まれてきたと思います。明治8年4月植木学

校を作って、その教材の聖典がルソーの民約論を筆頭に、万国公法・日本外

史・18史略等の古典を生徒と共に、学んでいます。ルソーの民約論を熊本

に持ち込んだのは、宮崎八郎です。これを八郎は泣いて読んだと、漢詩を作

っています。

 私は広田尚という人は、とても優れて人間尊重のある人だと感じましたか

ら、彼の思考と行動を記した書籍がないかと、探しました。しかし、それを

見つけ出しことは出来ませんでした。小楠が著した書にも広田は出ず、小楠

が越前藩へ政治顧問として出かけていく時、若党の行李持ちで付いて行くだ

けでした。それから滔天の本を読んでいると、広田と八郎は仲良しであった

のが出てきます。又、熊本市で猪飼先生の講演を拝聴した時、パネラーの先

生方が熊本植木にあった手永制をもう一度、学び直す必要があると話されま

した。それで私も植木学校に興味を持ち、戸長征伐等を調べて見ましたら広

田が出てきました。この広田尚を探索して見ると、植木学著の「田原坂戦

記」と勇知之著の「植木学校と熊本協同隊・・・」に巡り合いました。それ

でこの2冊の本と、上村希美雄著「宮崎兄弟伝」を読み漁る中に、広田が少

しく出てきます。それでも広田尚個人を知る為の書物は、ないようです。

 それで巻頭に挙げた、広田の言葉から彼の人間性と行動を私なりに、推測

するしかない。それ勇知之さんの言葉の中に、植木学校と広田は町おこしと

国おこしを今から140年前やったと、言っておられます。それから140

年経過したけど百姓の生活は解放され良くなったかと、疑問も呈しておられ

ます。最高なのは植木学校の協同隊が自ら戦う概念を、ハッキリ持っていま

した。その趣意書は、宮崎八郎が起草しています。その最後に「全国人民と

共に真成の幸福を保たんと欲す」と、広田尚・宮崎八郎が死にもぐるいで提

唱した言葉が入っています。それ「人民と共に・・・幸福を保たんと欲す」

が、植木学校の若者達に、共有されていたのです。これは広田尚の人間性と

教育方針が人間にとって、普遍性があり最高によかったことを物語っていま

す。   次は宮崎八郎に移ります。

 

 

全国とう天会!   No 014号     平成3104月1日

                       〒859-3711 長崎県 波佐見町  田ご作     

 西南戦争へ熊本協同隊の参戦概念!

 自由民権運動家 宮崎八郎!

 

  宮崎八郎も「百姓がバカらしかと思わんで良かごとたる世の中を作るば

い」と、その想いを語っています。熊本の植木学校創設の切り出しは、宮崎

八郎 と広田尚と堀善三郎の3人だったと思います。広田と堀は義兄弟だし、

八郎と広田は明治初期に東京へ上った時、仲間でありました。それは同じ熊

本出身ということでスグ仲良しになれます。2人とも長洲村の月田蒙斎塾で

机を並べていたので、植木学校を作るに時間はかからなかったと思います。

の3人が植木学校の推進力となり、熊本県城北地方の若者たちを呼び込ん

で、ルソー等の学習を始めています。広田と八郎の生き方と方針というか、

本国の将来について語り合うとき大概の考え方が一致します。更に、小楠

蒙斎の教育を受けているので、共同戦線が組みやすい。開明派の2人の先

は、幕末において開かれた塾を運営していました。八郎ら2人はルソーの

約論を読むと、スグ理解できたと思います。

 

抑々ルソーの民約論は、次のようなことを述べています。《人間の尊厳は意

志の自由にあり、人間の自由意志に基づく約束。その社会契約に基づく意志

が一切の権威の基礎であり、この正当な権力にしか人は従う義務をもたず、

力が生み出す権力を否定し自然状態の下で、自由と平等をもたらす民意のこ

と》だと、言う。それは人間の意志が尊重される社会が、人間本来の理想社

会であると口説いています。この高度な理論を熊本協同隊の若者達は、共有

していました。

 そして宮崎八郎は、次のような漢詩を残しています。『天下朦朧皆夢魂、

危言独欲貫乾坤、誰知凄月非風底、泣読蘆騒民約論』。ワッチは25歳の若

者が著した漢詩を、全く読めません。その直訳を以下に記します。

(天下朦朧、皆夢魂たり)、(危言、独り乾坤を貫かんと欲す)、(誰ぞ知

らん、凄月悲風の底)、(泣読すルソーの民約論)。茲まで訳して頂いても

田ご作は、理解できません。それ宮崎八郎君はルソーの民約論に出会って、

百姓の生き方を変えると星雲の志を持ちました。非常によかですね。

 

※協同隊の仲間である松本守善はある時、宮崎八郎に問う。君は西郷・西郷

と毎度云々しているが西郷は帝国武断主義で、君の自由民権とは相入れない

でないかと問う。八郎はそれに答えて、然り然りという。然しながら西郷に

依らねば、政府を打倒する道がないではないかと答える。先ず西郷の力で政

府を崩壊させ、その後に西郷と主義の戦争をする他ないと云々しています。

この辺りの八郎の考え方は、知的で合理的であります。

 このような考え方を持つ八郎は協同隊の大将に推薦されながら、それを断

って参謀長に自らを据えてフリーで、活躍できるようにしています。

広田は本部詰主簿となり、資金・食料調達と平坦輜重の役を担っています。

それで隊長に平川惟一がなり、主幹に崎村常雄が就任しています。平川は出

身地の山鹿鍋田で、開戦早々戦死しています。その後、嫌がる崎村を三杯九

拝して無理やり崎村を、大将にしています。それに当たり崎村は、条件を出

しています。その条件の文は、見事であります。熊本の協同隊に、頭脳明晰

で優秀な先輩が何人も居りました。それ崎村常雄の見事な文のさわりを載せ

ます。《余豈独り任を辞し、余生を貪らんと欲するものならんや。しかれど

も、薩軍の驕慢無謀にして救うべからずや、かくの如し。余はほとんど忍ぶ

べからずを忍びて今日に至る》から始まって・・・《かくの如きは、ただ吾

人の恥辱とするところたるのみならず、又この実に義軍の名を辱しむなり。

余は最後の辱めを待つに忍びざるなり》これ29歳の若者が記した文です。

そして8月13日西郷が全軍に、解散命令をだしました。崎村は、あの有名

な解隊宣言を発しています。それ機会があれば次に、紹介します。

 

※ご案内!

◎5月18日(土)第二回全国とう天会を開催します。場所=熊本県荒尾市

の宮崎兄弟資料館隣の地区公民館です。参加ご希望の方は、私の携帯番号=

090-8910-7478です。ご連絡お待ちしてます。

※3月に面白かったブログアドレス

http://tago39.jugem.jp/?day=20190305

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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